ビーズアーティスト資格は、ビーズアクセサリー作りの十分な技術と知識があるだけでなく、講師として人に教えるスキルも備わっていると認定する資格です。
当記事では、ビーズアーティスト資格(旧ビーズアクセサリーインストラクター資格)の学習内容を掘り下げてご紹介します。
より詳細な内容は資格公式サイトをご確認ください。
ほとんどなんでも作れるようになる
以前から根強い人気があり、最近ではSNSでも注目されているのが、ビーズアクセサリー。専門的な道具がほとんどいらないため、気軽にハンドメイドを始めたところ、その奥深さにすっかり夢中になってしまう人が続出しています。
そんな、ビーズアクセサリー作りに夢中になっている人にぴったりなのが、ビーズアーティスト資格講座。
ビーズアーティスト資格は、ビーズアクセサリーを作るための十分なテクニックを持っていて、第三者にも教えられるとされた人に認定されるものです。
合格に向けた対策をしていくうちに、めきめきと実力がついて、やがてビーズアクセサリーならほとんどなんでも作れるようになるでしょう。
それによって、ハンドメイドのビーズアクセサリーも自信をもって販売できるようなり、講師として活躍できる道も拓けるので、将来の選択肢がぐっと広がります。
ビーズアーティスト資格では、大きく分けて下記の2つの項目を学べるようになっています。
- 天然石について
- 手作りレシピ
1つずつ見ていきましょう。
天然石やシルバーも合わせてもっとおしゃれに
天然石は、最も人気のあるビーズの素材の1つ。さまざまな天然の色や透明度を楽しめるだけでなく、石それぞれが持つ意味を使って、メッセージ性を込められるのも大きな魅力です。
ビーズアーティスト資格講座では、天然石についても詳しく学べます。
学べるのは下記のような項目です。
天然石の種類
- トルマリン
- イエロー、ブルー、ピンク、グリーンなど、非常にカラーバリエーション豊かな天然石。古代エジプトでは「虹を渡ってきた石」と考えられていたのだとか。
- ブルーレースアゲート
- 普段はあまり耳にしませんが、大理石ともシェルともまた違った、ミルキーホワイトの縞模様がある天然石。ハンドメイド素材として人気です。
- ラピスラズリ
- 日本では「瑠璃」として親しまれている、由緒ある天然石。深いブルーのラピスラズリの顔料は、画家のフェルメールが愛したことでも知られています。
他にも、「愛」を象徴するローズクォーツや、淡くて透明感のあるグリーンが特徴のペリドットなど、さまざまな天然石について学べるのも魅力です。
誕生石の一覧
日本ジュエリー協会が発表している誕生石一覧によると、1月はガーネット、2月はアメシスト、3月はアクアマリンやブラッドストーン、サンゴ……と、12月までそれぞれを象徴する天然石が定まっています。
例えば1月生まれの人に、ガーネットを使ったビーズブレスレットなどを勧めるのは定番ですが、大きくハズすこともないので、知っておきたいテクニックの1つです。
また、ご存じの方も多いと思いますが、天然石には意味があります。
ガーネットは「真実・友愛」、ペリドットやサードニクスは「夫婦の幸福・和合」、ターコイズは「成功」……など。
誕生石にこだわらず、天然石が持つ意味にスポットを当てて、メッセージ性のあるビーズアクセサリーを作るのも良いですね。シルバーとも相性が良いので、シルバーと合わせるのもおすすめです。
上記で挙げた項目以外にも、天然石の色の系統、天然石ビーズの扱い方、天然石ビーズアクセサリーをつけるのにおすすめの部位などについても詳しくなるなど、非常におすすめの資格です。
本気で趣味を仕事にしたい方に
ビーズアーティスト資格講座で学べる手作りレシピには、下記のようなものがあります。
- プチモチーフブレスレット
- プリングフープピアス
- ノスタルジアネックレス
- ツイストパールネックレス
- ビジューイヤリング
- アースイヤリング
初心者もスイスイできるものから、難易度の高いものまで、さまざまなビーズアクセサリーを、レシピを見ながら作れるようになります。
ビーズアーティスト資格講座の受講が終わった後も、教わったレシピをアレンジすることで、より自分らしさを表現できますよ。
もっとも簡単なアレンジは、ビーズの色味や素材の種類を変えてみることです。
天然石のほかにもビーズにはさまざまな素材があるので、覚えておくとアレンジの幅が広がります。
ビーズの素材
- アクリル
- アクリルはもっともポピュラーな素材の1つ。色と種類がバラエティ豊かで、つけ心地が軽いのが魅力です。
- ガラス
- 光の具合でキラキラと輝く、きれいな素材のビーズです。色や形もさまざまで、初心者でも使いやすいのが特徴です。
- パール
- 本真珠はもちろん高価ですが、淡水パールをはじめ、プラスチックやガラスでパール風にしたリーズナブルなパール風のビーズもあります。
- メタル
- メタルでできたビーズは、シックで高級感のある仕上がりになるのが大きな特徴です。
- ウッド
- ウッド(木)でできた、独特の温かみがあるビーズ。ただし大きすぎたり小さすぎたりするケースがあるので、使いこなすまでに時間がかかる場合も。
- スワロフスキー
- スワロフスキーは少しお値段が張りますが、その分とても上品な輝きを見せてくれます。
アレンジを重ねるごとに、今度は自分だけのオリジナリティのあるデザインがおのずと頭に浮かんできます。
そうなると、ハンドメイドの作品を販売したり、講師として活躍したりするのも、一気に現実味を帯びてくるでしょう。
コロナ禍で人気のアクセサリー作りにも
コロナ禍で「おうち時間」が長くなるに伴って、自宅でできるアクセサリー作りのニーズが高まっています。
中でも、以前から根強く愛されていて最近もSNSなどで話題になっているビーズアクセサリーは、とても魅力的です。
コロナ禍の今だからこそ、ビーズアーティストとして手作りのビーズアクセサリーを発信し、誰かを元気にしてみてはいかがでしょうか。
そうした実績を積みあげていくうちに、コロナ禍が収束した後、講師として活躍する道も広がっていきますね!