ピラティスセラピスト資格

ピラティスセラピストは睡眠や食事、姿勢といった、日常生活に直結した身体の動かし方や呼吸法、心のコントロールを行い、あらゆる問題の解決や改善方法を提供できるピラティスの知識を持った人に与えられる資格です。

この記事では、ピラティスセラピスト資格取得で身につけられる学習内容を少し詳しくまとめています。

より詳細な内容は資格公式サイトをご確認ください。

精神状態をコントロールできるように

現代は、座りっぱなしで仕事をしたり、運動不足からくる不調、常に頭がもやもやしていて落ち着かなくてイライラしたりする、などといった不調に悩まされている人が少なくありませんが、その悩みの解決のためにピラティスは有効とされます。

ピラティスセラピスト資格で学べることは、大きく分けて下記の3つの項目です。

1つ1つ詳しく見ていきます。

ピラティスセラピストは、ピラティスを使って、痩せられる体質へと導く効果を伝える資格です。

ピラティスは、そもそも怪我のリハビリのために編み出されたエクササイズです。そのため、ピラティスは、体の歪みの改善に役立つとされています。

人は、無意識に自分の楽な姿勢をとってしまいがちです。これは、体の歪みの原因となり、筋肉や骨といったものへ悪影響を与えます。

この歪みが元になってプロポーションが崩れてしまうのです。

ピラティスでは、体の歪みを整え、骨盤や背骨といった体の中心となる部分が正しい位置に戻るので、美しいプロポーションにしてくれる役割があります。

ピラティスは、体の奥のインナーマッスルに働きかける運動です。

インナーマッスルは、普段なかなか使わないので、そのままにしておくとどうしても衰えてしまいます。

ピラティスは、インナーマッスルに働きかけ、内側から体を引き締める効果が期待できます。

ピラティスでインナーマッスルを鍛えることで、基礎代謝をアップさせます。

基礎代謝とは、じっとしているだけでも消費されるカロリーで、基礎代謝をアップさせると、ダイエットにも効果的だとされています。

運動不足や筋肉が不足すると、どうしても腸の動きが悪くなります。

腸の不調は、肌への影響や便秘といったダイエットには大敵と言える存在です。

ピラティスは、腸の周りのインナーマッスルを鍛えるので、腸の働きもよくしてくれます。

ピラティスでは、大きな筋肉を作る前段階としてインナーマッスルを鍛えます。

インナーマッスルとは体の軸でもあるので、インナーマッスルを鍛えることで多くの良い作用が現れます。

ここでは、具体的に体の軸を強くするピラティスの方法をいくつか解説します。

1. 頭を持ち上げて、膝を曲げたまま足を持ち上げる
まずは、仰向けになって寝転がります。両手は、手の平を下にして床に付けましょう。鼻から息を吸い、口から吐きつつ、膝を直角に曲げて足を持ち上げていきましょう。すねの部分が床と垂直になるようにして、おへそを覗き込むように頭を持ち上げましょう。

2. 膝は曲げて足を45度降ろす
息を吸いながら、膝を曲げたままで足だけを降ろしていきます。足が床に着かないぎりぎりのところでキープします。これを1セットにして、吐いては持ち上げて、吸っては降ろすを6～8回繰り返しましょう。

1. 背中を壁に付けて直角に腰を降ろす
空気椅子のイメージで、膝が直角になるように腰を降ろしていきます。この時、おしり、肩甲骨、後頭部が壁についていることを意識してみましょう。足幅は、握りこぶし1個から腰幅くらいがいいでしょう。

2. 腕を大きく回す
息を吸いながら、両腕を大きく回します。肩が壁から離れないように意識して3～5回繰り返します。

ピラティスは、動く瞑想とも呼ばれています。

ピラティスでは呼吸が重要と考えられていて、ピラティスの呼吸法により、脳の疲労状態を解消してくれます。

1つでも当てはまる場合は、ピラティスの瞑想や精神統一を取り入れると効果的です。