つぼ押し士資格は、つぼ押しに関して知識を豊富に持ち、それを活かして体調を改善したり、リラックスやダイエットの指導をしたりサポートできる人を、日本インストラクター技術協会が証明する資格です。
取得後はサロンなどの店舗のスタッフだけでなく、講師として活躍出来るような内容です。
しっかりと学ぶことによって、タイ式や英国式などさまざまな方式の違いやスキルが身につけられます。
ここでは、つぼ押し士についてまとめていきます。
つぼ押しの知識で健康状態を把握
手や足や耳などには多数のつぼがあり、そのつぼを押すと体調が改善したり、疲れがとれたり、リフレッシュの効果があらわれます。
正確に効果を発揮するためにも、つぼについてしっかりと学ぶ必要があります。
このスキルはサロンなどの店舗や独立起業などビジネスで使えますが、資格取得者の健康のために使えるので、他の資格よりも実用的だと評判が高いです。
つぼとはそもそも何?
WHO(世界保健機関)によると、私たちの体にはつぼは361種類あるとされています。
そのつぼを使った健康法は、古来続いており、その歴史からも体調管理や治療に使えると証明されていて、WHOも効果について認めると発表しています。
つぼ押しといっても、まずはつぼの種類や位置の把握から始まります。さらにつぼの状態によって、いまの健康状態もわかります。
つぼは健康のバロメーター
私たちに馴染みが深い足つぼがいい例です。
足つぼマッサージや、自分で押してみて痛いと感じる場合、そのつぼと関連する胃や腎臓や肝臓や心臓など臓器や肩などの部位が不調だと考えられます。
足から神経で臓器と繋がっているので、不調がつぼの痛みとして現れます。
疲れも実は足裏にたまってしまうことがあるため、痛さを感じた場合には疲れ具合のチェックにも利用できます。
他にも老廃物がたまっている可能性も足の痛さで現れます。老廃物が血行の流れを悪くするため、痛みとして現れやすいのです。
つぼ押し士資格取得によって、つぼと痛さや健康の関係に詳しくなり、健康のための施術が進められるようになります。
体の状態に合わせてつぼ押しできるメリット
つぼ押し士になれば、1つの症状に対していくつものつぼの使い分けもできます。
症状とつぼ一覧
- 肩こり
- 肩井(けんせい)…首のつけねと肩先の中央に位置します
- 天中(てんちゅう)…髪の生え際付近で首の骨の外側に位置します
- 手三里(てさんり)…肘を90度に曲げて、曲がったところから指3本目にあたりに位置します
- 生理痛
- 血海(けっかい)…膝の皿から上指先4本目の膝の内側に位置します
- 三陰交(さんいんこう)…足の内側でくるぶしの上に位置します
- 気海(きかい)…おへその指2本分下に位置します
- 頭痛
- 合谷(ごうこく)…手の甲側で人差し指と中指の骨の合流するところに位置します
- 百会(ひゃくえ)…頭頂部(両耳を結んだ線上で中央)に位置します
- 足臨泣(あしりんきゅう)…足の小指と薬指の骨が合流するところに位置します
1つの症状でも、このように対応するつぼは複数あります。しかもその位置も手や体や足と体中にあります。
あなたがいる環境や周りの人がいるかに合わせて押す位置を変えると、人目を気にしなくて済みます。
そうした環境や状況に合わせて使い分けるには、独学よりもつぼ押し士の資格で体系的に学んだ方が効率的と言えるでしょう。
家族や子どもの不調にも対応できるかも
家族が体調を崩した場合、かなり心配でしょう。
特に高齢の親や小さなお子さんがいる家庭では、家族の健康は大きな問題ですが、その反面少し体調を崩したからといって毎回病院へ行くのは大変です。
そんなときにこそつぼ押しが有効です。よく起こる体調不良があれば、それに対応するつぼを覚えておき、普段からつぼで対応することにより、適切な応急処置も可能となり、高齢者においては介護予防にもなるわけです。
体調が悪くなってからでなくとも、未病の状態においてつぼ押しをによって疲労回復や老廃物蓄積を防ぎ、比較的簡単に健康を維持出来るようになります。
この資格は、自分だけでなく家族のために使うのも有効です。
ビジネスや美容で注目を集めているつぼ押し士ですが、家族のために有効に使える資格でもあり、この資格の大きな魅力です。
いつでもどこでもできるのがつぼ押しの魅力
健康のために薬やサプリを続けるのも良いのですが、時間も手間もかかります。
いろいろな健康法もでていますが、意外に道具を使ったり、場所が限られたりしてしまい、なかなか実践できないという声も聞こえます。
つぼ押しは、道具を使わない方が多いですし、つぼ押しは1ヶ所押すのに10秒程度と短時間で済みます。
それをつぼの場所だけ繰り返すので、時間もそれほどかかりません。仕事や家事の合間や休憩時間にも手軽にできてしまいます。
この資格の取得による知識によって、いつでもどこでもできるようになるので、健康維持の意識も高まります。
その日の体調に合わせたり、特定の健康維持のために使い分けたりするためにも、つぼ押し士での知識が不可欠です。
他の人へアドバイスや、サポートできるようになるのも、資格取得の目的の1つとなりました。
これまでの記事をまとめると、つぼ押しの特徴を理解して、メリットを最大限に得られる資格がつぼ押し士だとご理解してもらえたと思います。
多くの人の健康に役立ち、利便性も高いので、これからもますます多くの人に学ばれる資格と言えるでしょう。