天然石鑑定士資格

天然石や水晶の種類や色、効果、パワーなどの基本的な知識を有し、恋愛や仕事など、悩みや要望に対して効果的なパワーストーンを使用し、サポートできる能力を持つセラピストに認定される資格です。

目的ごとに石を提案できるかも

人工的に加工されていない鉱石のことを天然石と言います。天然石には強い安定したエネルギー振動があるとされており、古来より、魔除けや厄除けとして使用されてきました。

天然石にはさまざまな種類がありますが、それぞれの石によって意味合いや効果が異なり、用途や希望に応じて使い分ける必要があります。

代表的な天然石とその効果は、例えば以下のようなものです。

上記にあげた天然石は一般的に知られている代表的なものであり、ほんの一例にすぎず、同じ鉱石でも色の違いによって名前や意味も変わってくるため、実際には膨大な数の天然石があります。

また、天然石に宿る本来のエネルギーの効果をより高めるためには、「浄化」といって、定期的にマイナスのエネルギーを解放する必要があります。

これはいわば天然石にメンテナンスのことで、浄化の方法には流水を浴びせる、月光に浴びさせるなど色々な方法があり、天然石によって向き不向きがあります。

天然石鑑定士試験では、天然石の種類や産地の知識、効果に関する知識に加えて、正しい「浄化」の方法などについて、ユーザーに天然石を提案する際に適切にアドバイスするための知識を学びます。

これらの知識を活かして、パワーストーンショップなどで、恋愛や仕事、金運など、ユーザーの目的に合わせて石を提案することが、天然石鑑定士の仕事です。

前述のように、それぞれの天然石には意味合いがあり、ユーザーの希望に合わせてその組み合わせを決めるわけですが、当然ながら中には恋愛もうまくいって欲しいし、仕事運も捨てきれない、という欲張りなユーザーもいます。

その場合は、それぞれの効果がある天然石同士を組み合わせて提案するわけですが、ここに専門的な知識が必要になってくるのです。

例えば、ブレスレットを購入したいユーザーに提案する場合を考えてみましょう。

いうまでもありませんが、ユーザーの要望を聞き、どのような天然石が適しているかを選定することを指します。

天然石と一口に言っても、加工までの手間や産地によっても価格設定が異なるため、ユーザーの予算に応じた価格帯の天然石を選ぶ必要があります。

効果と価格を考えたら、そこでおしまいではありません。ブレスレットは当然のことながらいつも身につけるアクセサリーなので、誰しも色味がチグハグになっていて可愛くない、かっこよくないものを身につけたくはありません。

毎日身につけられるよう、相手のファッションなども考慮したうえで、アイテムの一つとして外見になじむこと、色味やデザインがユーザーに合っていることも考えておく必要があります。

最後に「浄化」です。浄化方法には様々なものがあることを前述しましたが、その一例が太陽光を浴びせるというものです

しかしながら天然石の種類によっては、太陽光に当てると退色してしまう性質をもった天然石もあり、これらの退色しやすい天然石と、太陽光を浴びせて浄化する天然石を組み合わせて使用することはよくありません。

つまり、大変高度ですが、出来るだけ同じような方法で浄化が可能で、浄化によって効果を高めるもの同士の組み合わせをカスタムして行くことが必要になります。

ユーザーによって要望はさまざまであり、天然石の使い方、サイズ、置き方もさまざまです。

ブレスレットやネックレスなど、アクセサリーとして常に持ち歩きたいという方もいれば、浄化が楽にできる場所に置いておきたいといった要望まで、多岐に渡ります。

そんなお客さまの希望に沿った形で天然石を選定し、サイズや浄化方法も含めて提案することが重要になります。

場合によっては、特殊な形状に加工をしてほしい、小さい石と大きい石を組み合わせたデザインにして欲しいなど、外観や組み合わせの要望に合わせて完全オーダーメイドにも対応できます。

天然石鑑定士にとって大切な仕事は、石を選ぶための「ヒアリング」といっても過言ではありません。

恋愛や仕事、人間関係、金運、健康など、顧客によってその悩みはさまざまであり、それを聞き出して提案するのが天然石鑑定士の仕事ではありますが、本来悩みというものは、性別を問わず人にはあまり知られたくないものです。

このために、他の接客業と同様に「要望を聞き出す」スキル、気遣いなどの対人的スキルは生かされてきます。

癒しを必要とする人が増えている現代、このようなネガティブな情報を聞き出し、天然石のパワーを用いて、より相手に合った天然石を選択できるようアドバイスすることで、悩んでいる方々を前向きに導くことにもつながっていきます。

あなたも天然石鑑定士の資格を取得して、天然石に関する専門性を高めてみてはいかがでしょうか。