レジンアートデザイナー資格は、自分でオリジナルのレジンアートを作れることを証明する資格です。ここでは、レジンアートデザイナー資格の学習内容を掘り下げてご紹介していきます。
より詳細な内容を知りたい方は、ぜひ資格公式サイトをご確認ください。
レジン液に色々混ぜれば簡単にきれいになる
固まるとガラスとも違った独特の透明感があり、アクセサリーやアートの素材として愛されているのが、レジン。
レジンの中に閉じ込めた素材によって、さまざまなニュアンスを演出できるのも大きな魅力です。
レジンアートデザイナー資格講座は、そんなレジンを使って、オリジナルのレジンアートを作れるようになる講座です。
学べることは、大きく分けて3つです。
- レジンの基礎
- 基本テクニック
- 応用法
1つずつ見ていきましょう。
レジンの基礎
レジンアートデザイナー資格講座では、「レジンとは何か」という基本中の基本から学んでいきます。
ここで少し予習すると、レジンとは樹脂のこと。液体の状態で販売されています。
透明度が高く着色しやすい「エポキシレジン」もありますが、初心者におすすめなのは「UVレジン」。UVランプを当てることで、たった5分ほどで固められます。
固める前に着色料を混ぜると、きれいな色味のレジンアートが完成します。
着色料には、下記のようなものがあります。
- 専用の着色剤
- レジンを着色するための専用の液体着色剤があります。ややお値段は張りますが、その分さすがレジン専用なだけあって、さっと溶けて固めやすいのがポイントです。
- アクリル絵の具
- 100円ショップでも売られているアクリル絵の具でもOK!絵を描くときのように、絵の具同士を混ぜ、好きな色でレジンを彩りましょう。
- ※水彩絵の具はレジンに混ざらないので気を付けてください。
- ネイルカラー、マニキュア
- 実はネイルカラーやマニキュアでも着色できます。透明感は減ってしまいますが、微妙なニュアンスの色を出せるのは、豊富なカラー展開をしているネイルカラーやマニキュアならでは。
- ラメなどが入っているものなら、ほかにパーツを入れなくても、十分華やかになります。
- クレヨン、パステル
- これも100円ショップなどでそろえやすいアイテム。クレヨンなら、あえて溶かしきらず、ダマのまま固めるのも1つのアイディアです。
このように、簡単に好きな色を楽しめるのも、レジンアートの大きな魅力です。
失敗を恐れずに、いろいろなカラーを楽しんでみてくださいね!
チャームやキーホルダーも自由自在
レンジアートデザイナー資格講座では、レジンを使ったチャームやキーホルダーの作り方など、基本的な技術をマスターできます。
詳しいことは講座で教えてもらえますが、まずは基本を知っておきましょう。
チャーム
レジンは液体なので、モールド(型)に入れて固めたら、さまざまな形状になります。
例えばゼリーを作るときのようなイメージですね。
モールドの1つに「ミール皿」というアクセサリー作りの台座がありますが、これを使うことによって、ビギナーも気軽にかわいいチャームを作れます。
作り方は、とても簡単です。
チャームの作り方
- レジン液を1/3ほどミール皿に入れます。
- UVライトを当てて固めます。
- レジン液を入れて伸ばし、その上に入れたいパーツを配置します。
- 再び、レジン液を入れてUVライトで固めます。
- 完成!
ミール皿はあらかじめ金具が付いていることが多いので、あとは金具にチェーンなどを通すだけです。
キーホルダー
チャームよりも少しだけ難易度が上がりますが、キーホルダーも簡単に作れます。
キーホルダーの作り方
- 透明なレジン液を1/3ほど好きなモールドに入れます。
- 入れたいパーツを配置します。
※裏側から見たときの状態が完成形なので、固める前にパーツの裏表などを確かめておきましょう。 - UVライトを当てて固めます。
- 好きな色をつけたレジン液を入れます。
- 再び、UVライトを当てて固めます。
- 透明なレジン液を入れて、さらにUVライトで固めます。
- 裏返してからUVライトで固めます。
- 金具をつけるために、ピンバイスで穴をあけます。
- 金具をつけて、チェーンなどを通したら完成!
色や入れるパーツ、選ぶモールドなどを工夫すれば、世界に1つだけのかわいいオリジナルレジンアートを作れます。
オルゴナイトやとんぼ玉も安全に作れる
聞きなじみがないかもしれませんが、「オルゴナイト」というアートもレジンで作れます。
オルゴナイトとは
オルゴナイトとは、レジンをベースに、中に有機物と無機物の両方を入れる、風水的なアイテム。ピラミッド型に固めたレジンの中に、パワーストーンや金属を入れるのが一般的です。
ピラミッド型であることと、中にパワーストーンや金属を入れること以外は通常のレジンアートと変わりません。制作方法も、基本的にキーホルダーと一緒です。
とんぼ玉
本来ガラス製のとんぼ玉ですが、レジンを使えば、とんぼ玉風のアイテムを作れます。やや難易度は上がりますが、丁寧に手順をふんで制作を進めると、それほど難しくありません。
バーナーを使う作り方もありますが、安全面を考慮して、火を使わない作り方をご紹介します。
作り方
- 竹串に木工ボンドを数センチ(作りたいとんぼ玉のサイズよりも広めに)塗り、しっかりと乾かします。
- レジン液を竹串に少しずつ乗せ、丸くなるように整えながら、水あめのようにくるくる回します。
- くるくる回しながらUVランプを当てます。
- 固まりきる前に一度取り出して、ラメなどを散らします。
- 再びUVライトに当てて、完全に固めます。
- 完成!
ドライフラワーに塗れば崩れないようにできる
応用編として、ドライフラワーなどをレジンでコーティングするという方法も。筆で液体レジンを塗って固めるだけなので、とても簡単!
思い出の草花などをコーティングすることによって、年月がたっても崩れづらく、見た目もおしゃれ。
ドライフラワーなどを閉じ込めたボタニカルアクセサリーなどを作るのも素敵ですよ。
ここまで見てきたように、レジンは大きな可能性に満ちた素材です。アイディア次第でいくらでも応用が効くので、ハンドメイドをするにあたって、大きなやりがいを感じられます。
レジンアートデザイナー講座で基礎から応用テクニックまでしっかりマスターして、自分だけのアートをたくさん生み出してくださいね。